本章の課題
・キャッチ投げの特性
・キャッチ投げを踏まえた戦略



 本章では,キャッチ投げ[1]ガード崩し外し)について述べます.これら二つは大きく異なるようにみえるので,同じ章で取りあげることに違和感を感じるかもしれません.しかし,投げ[2]を用いるときに避けることができないいくつかの制約が適用されない点が共通しています.




12・1 キャッチ投げの特性
 キャッチ投げバーチャファイター3 (since 1996)で導入され,システムとしてはバーチャファイター4 (since 2001)で確立しました.キャッチ投げはキャラクターにより固有の発生を有しています.キャッチ投げ通常の投げの共通点は,いずれも相手が同じ立ちあるいはしゃがみ状態[3]にあるときにしか成立しないことにあります.

 Figure 121でPlayer 1は4フレーム有利な状況から,Player 2のファジーガード[4]に対してキャッチ 46P+G15 frames Catch Throw)を選びました.どちらが勝つのかは,簡単に予測できるでしょう.この場合,キャッチ持続段階の最終スレーム (水色でハイライト)が,Player 1が立ち状態に戻る最初のフレームと一致していることに注目しましょう (Diagram 121).

バーチャファイター VF5FS攻略
 Figure 121

バーチャファイター VF5FS攻略
 Diagram 121



 ここで,前章で述べた体内屈伸[5]を活用したキャッチ投げ対策を紹介します. キャッチ投げ投げ抜け[6]することはできないことから,体内屈伸はこの状況におけるウルフの択を回避するための最も優れた策のひとつとなります (Diagram 122). 特別にウルフがもつ発生9フレーム投げも,同じ一つの操作で回避できることに注目しましょう.類似の防御技術である屈伸簡易投げ抜けについては,chapter 17で述べます.[7]

バーチャファイター VF5FS攻略
 Diagram 122



 本節で特筆に値するのは,相手が立ち状態になっているにも拘わらず,キャッチ投げが成立しない状況があるということです.横転受け身を行ったキャラクターが立ち状態に戻る最初のフレーム,すなわち受け身終了後4フレーム目はキャッチ投げで掴むことができないことに注意しましょう.[8]




12・2 キャッチ投げを踏まえた戦略
 下に示す図では,Player 1 はPlayer 2の穿山靠 66P+Kをガードして9フレーム有利となっています (Figure 122). 続いて,Player 2の立ちP暴れ(12フレーム)に対して,Player 1はキャッチを行いました.section 10・2[2]で取り上げた例と同様に,当然Player 1の投げが先に発生しますが,持続段階に達する前にPlayer 2の立ちPは開始されてしまいます (Diagram 123). しかしこの場合,相手の打撃が発生の半分に相当するフレーム水色でハイライト)よりも早くキャッチ投げ持続段階に到達することからキャッチが成立します.

バーチャファイター VF5FS攻略
 Figure 122

バーチャファイター VF5FS攻略
 Diagram 123



 キャッチ投げが相手の打撃投げに対して成立するかどうかは,以下の式から判別することができます:

 キャッチ投げの発生 – 有利フレーム≧打撃または投げの発生/2

 Catch Throw Execution – Advantage = 15 – 9 = 6
 P Execution / 2 = 12 / 2 = 6

 この場合,キャッチ投げの発生 – 有利フレームの値が打撃の発生の半分と等しいことからキャッチ投げが成功することがわかります.




 この状況でPlayer 2が下段パンチ 2Pを打った場合には,キャッチは潰されてしまいます (Figure 123). 下段パンチは,発生最初のフレームからしゃがみ状態となります.[9] 上で述べたように,キャッチ投げ状態の異なる相手を掴むことができないので,下段パンチが勝ちます.過去のバーチャファイター5では,キャッチ投げのスカリモーションに対して打撃はノーマルヒットしていましたが,現在は硬化カウンター[10]となることに注意しましょう.ところで,Player 1が一手先を考えて行動する技術を身につけているならば,下段パンチで潰されても慌てることはないでしょう.Player 1は,下段パンチをくらうことを予想してあらかじめファジーガードの入力を行う準備をしているはずです.一手先を考えて行動する戦略についてはchapter 15で解説します.[11]

バーチャファイター VF5FS攻略
 Figure 123



 ひょとすると,Player 2はちょっとした保険をかけたしゃがみ前ダッシュを選ぶかもしれません (Figure 124). 実際,投げ抜けを組み合わせるとキャッチ投げを含めたすべての投げ技を回避できるので,悪い選択肢ではないでしょう (click here if you want to see Supporting Information).[6]

バーチャファイター VF5FS攻略
 Figure 124



 下図は同じ状況ですが,Player 1は投げの代わりに今度はスクリューラリアット 63214PPを選びました (Figure 125). しゃがみ前ダッシュには,6フレーム行動不能時間が存在することはすでに知っているはずです.[4] この場合, Player 2は発生15フレームよりも速い打撃をガードすることができません (Diagram 124). 重要なのは:

有利大の状況で,キャッチ投げは信頼性の高い選択肢となるということです.


バーチャファイター VF5FS攻略
 Figure 125

バーチャファイター VF5FS攻略
 Diagram 124



VFDC Forums
Unthrowable during some throw ?: ttp://virtuafighter.com/threads/unthrowable-during-some-throw.15993/

References
[1] VFDC, Wiki, Throws: ttp://virtuafighter.com/wiki/throws/
[2] 投げの特性 1
[3] 打撃の属性 1
[4] ファジーガード 1
[5] ファジーガード 3
[6] 投げ抜けの特性
[7] 簡易投げ抜け
[8] 受け身の特性
[9] 打撃の属性 2
[10] スカ確をとってみよう
[11] 一手先を考えて行動する

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